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みなさん、こんにちは!
本日は「スレート屋根」と「タスペーサー」についてご紹介します。
スレート屋根(カラーベスト)には屋根材と屋根材の重なり部分に隙間があり、
その隙間から水分を排出し、通気をよくしています。
隙間がなくなると屋根材の下に雨水が浸入した際、
雨水の排出ができなくなり雨漏りに繋がる可能性があります。
屋根のメンテナンスとして塗装工事を行うと、
この数mmの隙間が塞がってしまうことが多い為、
塗装の際は必ず「縁切り」を行う必要があります。
縁切りの方法には2種類あります。
まず1つ目は、塗装後に塗膜を切っていく方法です。
上塗りまで終了し乾燥させたら、
皮すきやカッターを使って屋根材の重なり部分に切り込みを入れ、
隙間を確保していきます。
この方法は材料費はかかりませんが、
作業時間がかかる為職人の手間が必要となります。
2つ目はタスペーサーを使って隙間を確保する方法です。
下塗り後、屋根材の重なり部分にタスペーサーを挿入します。
タスペーサーの材料費が必要になりますが、
手作業で切り込みを入れる方法より作業時間が短く済みます。
また、タスペーサーのバネ性能により、より良い通気性を確保することができます。
タスペーサーを使用した屋根の塗装方法を紹介します。
まず下地処理として、高圧洗浄を行います。
そして下塗り後にしっかり乾燥させ、タスペーサーを挿入します。
屋根材幅900mmまでの場合は両端(左右)約15cmの箇所に2個挿入し、
屋根材幅600mm以下の場合は片側(左右どちらか)の箇所に1個挿入します。
2回目の塗り替えなどで屋根材の重なり部分が密着していて挿入しにくい場合は、
皮すき等の工具を使い、隙間を開けて挿入します。
そしてその後は通常の塗装工事と同様に中塗り→上塗りを行います。
塗料によってタスペーサーが溶けてしまう可能性がありますので、
必ず下塗り後に挿入しましょう。
スレート屋根の塗装を行う際は、「縁切り」が必ず必要となります。
通気性をしっかり確保出来る「タスペーサー」をお勧めします。
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